ついにBCGハンコ注射を受けてきた
ついにこの時がきてしまったのだ・・・
息子の、あの白くてすべすべで決してけがれのない肌が傷つけられる・・・
跡も残るだろう。
ふと、私が母に何も告げずにピアスの穴を空けた日のことを思い出した。
あのとき母は「空けたんだね」とそれだけ言っただけだったけど、
少しだけ悲しそうな顔をしたあの時を。
私もあの時の気持ちが、今ならわかる。
あの時の悲しい顔の理由が・・・
大切な我が子の肌が傷つく悲しみが・・・
前置きが長くなりましたが、
今月で息子も5ヶ月になり、
ついに恐れていたBCG、いわゆるハンコ注射を受ける時が来てしまいました。
ハンコ注射の跡は私も今も残っていますし、目立たないけど一生残る傷・・・
傷ものにしやがって!!
息子の肌に傷が残ると思うと悲しい気持ちでいっぱいです。
何で他の注射と違ってあんな剣山みたいなのじゃないとダメなんだろ?
ハンコ注射になる前はもっと深い傷ができる注射だったみたいで、ハンコ注射にすることでだいぶ炎症や傷跡も残りにくくなったようですが。
確かに私の父と母の二の腕には痛々しい傷が残っています・・・
悲しいですが息子を結核から守るため、
いざ出陣です!!
私の地域では集団での予防接種はやっていないので、各自が小児科で予防接種を受けます。
息子がお世話になっている小児科では予防接種の日が決まっているので、集団接種のような感じなのですが、息子より前にBCGを受けた子がワンワン泣いて出てきてずっと泣き止まないようすを何度も見たので、
やっぱりBCGは他の注射より痛いんだな・・・
かわいそうだけど、がんばれ息子!!
終わったら母さんがいっぱい抱き締めてあげるから好きなだけ泣いていいんだよ・・・
名前が呼ばれ、ついに先生のもとへ・・・
この日は四種混合の予防接種とBCGがセットだったので、まず四種混合から。
ブス!!
ん!?シーン・・・
全然泣かない?
顔はぐっとこらえているような真っ赤な顔でしたが、いつも注射のときすごい抵抗して泣くのに慣れたのか?
しかしBCGはそうはいかないぞ!!
BCGはワクチンを直接肌に塗って、それを針で穴を開けて皮膚のなかに入れていくので、しっかり腕を固定してワクチンの打つ場所の肌を突っ張らせて打たないといけないみたいなのですが、女性の先生の手が小さめだったので、
息子の腕のお肉が立派過ぎて、腕を固定するのにちょっと手こずっていました(笑)
やっと固定できてワクチンを塗り、2ヶ所にハンコ注射を射つと・・・
ぐっ!!
ちょっと声を出して、また顔を真っ赤にしてこらえていました。
そのまままったく泣かずに終了。
なんて強い子!!いつの間にそんなに我慢強くなったの・・・母さん感動。
がんばったね、偉かったよ!!そして息子を強く抱き締めた。
BCGはワクチンを塗っているので、そのまま10分以上、服などは着せないで乾燥させれば完了。
その間も、あとからBCGを受けて泣いている赤ちゃんを余裕の表情で眺めながら、お気に入りのバナナの歯固めを無心でしゃぶっていました。
貫禄を感じました。
そしてお風呂で顔を洗われるのが大嫌いな息子はその日そこで大泣き。
泣くとこそこかよ!!と思わずツッコミました。
まだまだ息子のことはわからないことばかりですね。
BCGの経過
BCGを受ける前にすでに結核に感染している場合には、「コッホ現象」という、通常10日くらいから赤く腫れたり、膿んだりする反応が、10日以内に強く出る現象のことを言います。
うちの息子のBCGを受けた次の日の状態。
こ、これはコッホ現象!?赤く腫れています!!
しかし反応が早すぎるのではと、慌てず冷静に、少し様子を見ることに。
4日後の状態
腫れも引いて少し赤い程度で膿んだりもしていません。
どうやら針で刺された傷が腫れてただけでしたね。良かった。
あんないっぱいの針で刺されたらそりゃ腫れるわ(笑)
また10日くらいたつと通常の反応で赤くなったり、膿やかさぶたが出てくるでしょう。
かわいそうだけどなるべくきれいに治ってくれるといいな・・・