運命なんて信じないけど、もしかしたらこれは運命なのかもしれない話
みなさんは運命を信じますか?
よく運命の出会いとか、赤い糸がどうとか言いますが、私はそういうのは信じていません。
でもこの出会いだけはあまりにも偶然が多すぎて何なのだろう?
まさか運命?
私は何の宗教にも入ってませんし、入りたいとも思いませんし、スピリチュアルにも興味がないし、神様の存在もここぞというときは神頼みもしますが、それ以外には存在事態あまり信じていないことを前提にお話します。
これは私と親友との話です。
恋バナを期待された方すみません・・・
初めての出会い
私たちの出会いは中学生のとき。
私の地域では、2つの地域の小学校が一緒の中学に通うことになります。
別々の小学校だった私たちは、ここで同級生として一緒の中学校に通うことになりました。
ここからはその友達のことをA子ちゃんと呼ぶことにします。
たまたまA子ちゃんとは同じ部活にも入ったのですが、私は小学校からの友達と一緒に入部し、ほとんどその子たちと一緒に居ました。
内気な性格がゆえ他の子とはコミュニケーションを取ることはほとんどなかったので、A子ちゃんともそれほどコミュニケーションをとらないまま、私は半年ほどで部活が合わず退部しました。
クラスが一緒になったのは中学2年生のときでした
A子ちゃんはクラス委員などもしているクラスの人気者。
片や私はクラスでも目立たないおとなしい存在・・・
仲良しグループももちろん全然違うので、ほぼA子ちゃんとの絡みはなし。
私にとってA子ちゃんは、明るくて面白くて、でも気取ってなくて誰にでも優しくて。
「私もA子ちゃんみたいになれたらなー。」
私にとってA子ちゃんは憧れの存在のような人でした。
しかし特に仲良くなることもなく、3年生ではクラスも変わったので、お互い顔見知り程度の存在で、あっという間に3年間が過ぎ卒業しました。
2度目の出会い
私は高校2年のときに近所のお店で初めてバイトを始めました。
初めてのバイトで緊張していたのですが、たまたまバイト先にはA子ちゃんが働いていたのでした。
卒業以来会っていなかったので偶然にとてもびっくりしたのですが、仲が良いわけではなかったので、お互いに「久しぶりだねー。よろしく。」程度のあいさつだったと思います。
同じバイトになっても、A子ちゃんとはシフトがあまり一緒になることがなかったので、交代の時間に少しあいさつを交わす程度で、ここでもそれ以上仲良くなることはないまま私がバイトを辞めてしまい、そのあとは連絡などもとらないまま月日は経っていきました。
3度目の出会い
そして私は美容師になるため高校卒業後は美容の専門学校へ。
2年間学校に通い、就職もやっと決まりました。
私の就職先の美容室では就職前に研修もかねてシャンプーの練習を習いに行くことになっていました。
研修に行くと、そこになぜかA子ちゃんがいたのです。
県内の別の美容専門学校に通っていて、たまたま私と同じ就職先になったのでした。
A子ちゃんとは共通の友達もいなかったので、まさか美容師を目指していたなんて全く知らず、すごく驚きました。
その再開の日の帰り、私たちは長い時間二人で話をしました。
何を話したかは忘れてしまったので、たいした内容ではなかったのでしょうが、私はとてもその時間が楽しかった記憶があります。
人見知りが異常だった私は自分が就職することにすごく不安を感じていました。やはり学校とは違い、仲良くしたい人とだけ関われば良いわけではないですし、うまく職場に馴染めるのか、とにかく人間関係が不安でした。
今思えばA子ちゃんがいてくれたからこそ、職場のみんなと馴染むことができたし仕事を続けることができたのだなと、とても感謝をしています。
やっと友達になった
就職してからはあっという間に私たちは仲良くなりました。
初めて出会ってから8年の歳月が過ぎていました。
同じ美容師という職業につき、同じ目標を持ち、一緒に夜遅くまで練習をがんばったり、ツラいときも励まし合ったり。
ほとんどの時間を一緒に過ごしました。
私たちは顔もどことなく似ているせいか、お客さんにお互いを間違えられたり、一緒に遊びにいくと双子ですか?と聞かれたり。
趣味や好きな音楽、洋服の好み、好きな男性のタイプも似ていたり。
二人とも女の子らしいタイプじゃないし、男っ気もないタイプだったので、どうでもいい話ばっかりでゲラゲラ笑ったり、恋バナはたまにしか出なかったけど、急に二人で不安になって、「私たち結婚とかできるのかな?」とか真剣に考えたり。
本当にあっという間に親友になっていきました。
A子ちゃんと仲良くなって私の人生はとても変わった
他にも友達はいたけど、何となく気を使ったり、自分の言いたいことなんて言えなくて相手に合わせてばかりだったし、仲良くしてるけど何となく自分の価値観と違うような違和感があったり。
だから一人の方が楽だったり。
人も苦手で殻に閉じこもって新しい世界などあまり興味はありませんでした。
A子ちゃんと出会って、何でも言える友達ができて、今までなんとなくあった違和感が解消されたような気がします。
今まではみんなに合わせることばかり考えていたけど、自分らしくていいんだ。
価値観が似ている人に初めて会って、色んなことに興味を持つことの楽しさや人と関わることの楽しさを知り、人生が楽しくなりました。
性格も少しだけ明るくなったし、少しだけ積極的になれたし、他の友達に対しても自分らしく接することができるようになって、もっと仲良くなれたし、本当にA子ちゃんと仲良くなれて良かったと思っています。
何度も何度も仲良くなるチャンスがあったのにずっと友達までいかなかった私たち。
まるで神様やらなんやらから、
「いいから、とにかく仲良くなりなさいよ!!」
と言わんばかりに、何度もチャンスを与えられてはうまくいかず、またチャンスがきても離れてを繰り返していたような感じだったけど、やっと友達にそして親友になりました。
そして友達になったら、私にとっては本当に良いことばかりでした。
ここまで人生の転機で何度も偶然に出会うものなのかなと思います。
一番しっくりくる言葉が『運命』なのかなと、照れくさいですが思ってしまっています。
それだけではなかった
私たちは同じ年齢で誕生日も2日違いだったので、毎年一緒にお互いの誕生日をお祝いしていました。
何となくお互いが生まれたときの話になり、どこの病院で産まれたかという話になりました。
するとビックリすることに
同じ病院で産まれていたのでした。
私の母によると小さな病院だったので、入院している人はみんな一緒の部屋で過ごしていたと言っていました。
ということは私たち二人は生まれたばかりのときに、きっと同じ部屋で一緒に数日間過ごしていたことになります。
初めて会ったのは中学校のときではなく産まれて数日。
このときが本当の初めての出会いだったのです。
ここまでくるとちょっと怖いかも・・・
そのA子ちゃんがもうすぐ結婚します。
旦那さんになるかたと付き合い始めた記念日に入籍する予定。
そしてその3年くらい前の同じ日に私と旦那さんが付き合い始めました。
これも偶然に同じ日でした。
(私は付き合った日を忘れてて旦那さんが気づきました・・・)
もう怖い!!
まさか神はいるのか!?(宗教の勧誘はお断りいたします。)
お互い結婚できるかずっと不安でしたが、何とかお互い家庭を持つことができました。
私が男だったら嫁にもらいたいくらいのいい女(笑)
どうか幸せになってください♡
そしてこれからもよろしく!!